きれいな服装で、きれいなマンションに住む「貧困」学生たち
記者メモ・ここだけの話
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きれいな服装で、きれいなマンションに住む「貧困」学生たち
4月を迎え、たくさんの若者が大学に入学しましたが、多くの学生が高い学費に苦しんでいます。京都民報3月23日号で「悲鳴 高学費地獄」として貧困にあえぐ学生生活の実態を取材しました。そこで掲載し切れなかった学生の実態を紹介します。
紙面で紹介した、節約のために「一日一食で過ごす」という小窪紀子さん(19歳、仮名)。大学内で取材したときは白いセーターにミニスカート姿で現れました。清潔感のある容姿から、お金に困っている様子は分かりません。
今回取材した「貧困」にあえぐ学生たちは、ファッションにも気を使う、ごく普通の若者たちでした。
小窪さんに聞くと「これはほとんど先輩や友達からもらった服なんですよ」とのこと。
その他の学生も友人や先輩から服をもらったり、大型量販店の安い洋服を工夫して着こなしていました。学内を歩いている、一見お嬢様風の学生も高額費に悲鳴を上げているかもしれないと、恐ろしさを感じました。
もう一点挙げたいのは、奨学金で400万もの『借金』があるにもかかわらず就職先の決まっていない高原愛理さん(22歳、仮名)。彼女の節約の工夫に驚きました。
夏場の暑い日をどう過ごすのか―2リットルのペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせ、「氷柱」をつくります。それを扇風機の前に置いて涼風を作り出すというもの。
彼女の部屋は家賃4万円代。クーラーはあるが電気代が高いから使わないとのこと。
高い学費で苦しみながらも学生たちの住んでいるマンションは清潔感のある4、5万円以上のところばかり。風呂はもちろん、冷暖房があり、清潔な環境で生まれ育ってきた学生たち。彼らが住む必要最低限の住環境が、高い家賃のため、生活を圧迫しています。
そのために食費を切り詰め、奨学金という「借金」を背負わなければなりません。おしゃれで、きれいなマンションに住む「貧困」学生が京都にもたくさんいます。一刻も早く国は学費値下げの措置を取らなければならないと実感した取材でした。(立花 亮)
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