「『新しい政治』の探究が国民的規模ではじまっています。革新脈打つ京都―京都革新懇運動の確かな前進を」と京都革新懇は26日、京都市左京区の市職員会館かもがわで第29回定期総会を開き、すべての行政区、市町村、学区、旧町単位で、「草の根革新懇」の結成をめざすことを中心課題とした2008年度活動方針と新役員を確認しました。
 代表世話人の森川明弁護士は、改憲の動きが止まっていないことを強調した上で、名古屋高裁で自衛隊のイラク派兵を違憲とした判決が出たことや世論調査で改憲反対派が賛成派を上回ったことなど情勢の変化を指摘し、「革新懇が憲法、くらしを守る推進力として役割を果たしていこう」と話しました。
 討論では、951票差まで追いつめた京都市長選挙後、学校の給食食器や机などの改善を望む市民要求が前進しはじめたことや府議会で、後期高齢者医療制度の廃止の請願に民主党が初めて賛成するなどの変化と、地域の革新懇運動の経験などが報告されました。日本共産党からは、細野大海府委員会書記長、加味根史朗府議、井上健二京都市議が発言しました。
 来ひんとして、京都市長選挙で候補者として奮闘した中村和雄弁護士があいさつ。岩佐英夫弁護士が、「自衛隊派兵恒久法」について特別報告を行いました。