京都府・八幡市教育委員会は、今年4月の学力テストに向けて各校に事前対策を求めない考えを明らかにしました。昨年4月の全国学力・学習状況調査で市内の小中学校に事前対策を求め問題になっていたもの。
 21日の市議会文教厚生常任委員会で日本共産党・山本邦夫市議が、4月の学力テストについて、各校に事前対策を求めたり、計画書を提出させたりすることがないよう求めたのにたいし、市教委が答弁しました。
 小学6年、中学3年を対象に行なわれた全国学力テストで、八幡市教委は、昨年2月に市内各小中学校に、事前学習をおこなうよう指示し、各校に取組計画を提出させていました。この問題が明るみに出て、文部科学省も「学力テストの点数を上げるためなら好ましくない」と指摘していました。(山本邦夫)