「私たちはこれからの京都市を監視する任務がある。今日を出発点に市政刷新を誓い合おう」。「いま正義を・京都市政を刷新する会」の京都市長選挙報告集会が18日夜、下京区のシルクホールで行われ、会場いっぱいの約900人が参加しました。
 「市政刷新の会」代表の出口治男弁護士は、惜敗を悔やみながらも、「人の和というものを身にしめて教えていただいた。新しい道を中村マニフェストを掲げて歩こうではありませんか」と呼びかけました。
 日本共産党の渡辺和俊府委員長は、「最高の候補者を擁立してたたかえました。ありがとうございました」と中村さんにお礼をのべ、「市民多数の声は市政刷新にあった」と強調。「立場の違いを超えた市民の共同の力にお互いに自信を持とうではありませんか。市民的な大運動を起こして市役所を包囲していきましょう」と訴えました。
 大きな拍手を受け、花束を贈呈された中村さんは、「市民のみなさんの熱い思い、中村になんとかしてもらいたいという思いを叶えられなかった」と無念さをかみしめながら、今後は「みなさんと一緒に京都のまちを良くするたたかいに頑張りたい」と決意をのべました。
 最後に報告に立った「市政刷新の会」の池田豊事務局長が、「残念な結果です。951票差はもう一歩、もう半歩です。しかし、悪政を断ち切る京の町衆の力を示す選挙でした。候補者のリーダーシップ、人間的な魅力が私たちを引っ張ってくれました。今日を出発点として市政刷新を誓い合いましょう」と呼びかけると、参加者は大きな拍手でこたえました。