「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」は18日、八幡市長選挙の結果について、声明を発表しました。声明の全文は次の通り。
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 選挙戦での多くの市民のみなさんのご奮闘、ご支援、ありがとうございました。
 今回の八幡市長選にあたり、「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」(略称・「市民の会」)は、広範な市民のみなさんとともに、ひなご大介候補を擁立し、「くらし応援の市政」「同和行政の完全終結」を訴え、下水道料金の引き下げ、国保・介護保険の負担軽減、障害者福祉の充実、子どもの医療費の無料化拡充、中心商店街の活性化、コミュニティバスの充実など、くらしの願い実現のため全力をあげました。
 ひなご候補は6931票、得票率25・2%を獲得して善戦健闘しましたが、残念ながら勝利にはいたりませんでした。市長選で三極選挙となったのは1993年以来です。そのときと比べて得票数で1124票、得票率で2ポイント前進しました。昨年7月の参院選での日本共産党の比例代表での得票の1.67倍の得票であり、党派を超えて多くの市民のみなさんから支持を寄せていただきました。
 雪や寒風の中、昼夜をいとわず、ひなご勝利のため奮闘していただいたみなさん、ご支援いただいたみなさんに心からお礼を申し上げます。
 今回の選挙は、5億円の公共料金値上げ、市民の声を無視したボートピア建設・学校再編計画の押しつけ、同和行政の継続・部落解放同盟の特別扱いを続けた牟礼市長が引退を表明し、その市政を継続するのか、市民の立場で転換するのかが問われた選挙でした。市民の会のアンケートには500通を超す回答が寄せられ、市民のみなさんからの切実なくらしのねがいが寄せられました。「市民の会」・ひなご候補の「くらし応援の市政を」「同和行政終結で公正な市政を」の訴えは、多くの市民の共感を呼び、連日、事務所に激励電話や手紙が寄せられ、街頭や電話での対話でもひなご候補への期待が寄せられました。
 選挙戦は、ひなご候補を含む3人の争いとなりましたが、他の2陣営は、現市長の提案に100%賛成してきた自民・公明、民主のオール与党が枝分かれしたものにすぎませんでした。5億円の負担増によるくらしの悲鳴、同和行政継続への批判などについても、これらの陣営は選挙戦での争点にすることを避けつづけました。
 選挙の結果、自公推薦の候補が当選しました。八幡市政に国の悪政を直接持ち込む動きが強まることが予想されます。これまで以上に、草の根の市民運動、議会での市民要求実現のとりくみが大切になります。市民の願い実現、くらしを守る活動など、各分野・地域でのいっそうの奮闘を呼びかけます。
 「市民の会」は、選挙戦で訴えた政策、市民のみなさんから寄せられた数々の願い・要望を実現するために、ひきつづき全力をあげます。今後、市長選で、市民のくらしを守る市政実現・市長誕生にふさわしい力をつけていくためにがんばります。