「向日市の水問題を考える会」(杉本猛代表)は31日、水道料金の値下げと府営水の「基本水量」の減量申請するよう求める要望書を署名1万2088人分を添えて、久嶋市長に提出しました。市長が毎年2月に知事に行う府営水の水量申請に向け、昨年11月から運動してきたもの。
 杉本代表は、高すぎる水道料金に苦しむ市民から出された、「トイレ、風呂の水まで節約している」などの声を紹介し、基本水量を1万2700㌧から実際に使っている6350㌧に引き下げれば、年間で2億1000万円分が減らせることをと指摘。「1万2000人の願いを受けとめて、料金を引き下げてほしい」と訴えました。
 久嶋市長は、基本水量は日吉ダムの建設費を負担するもので、減量することができないと主張。また、現在検討されている府営水の単価の引き下げが実現しても、料金を引き下げる意向がないことを示しました。提出には11人が参加し、山田千枝子、松山幸次の両市議が同席しました。