京都市教育委員会が全市立小学校を通じて児童の保護者あてに発行している新聞の1月号に、京都市長選に立候補する前市教育長のあいさつが掲載されていることが22日、分かりました。日本共産党の井坂博文議員が同日の市議会文教委員会で指摘しました。
 「家庭教育新聞あしたのために号外版」で、A4版2ページ。市教委の新規事業の紹介とともに、裏面1ページ全部を使って「教育長あいさつ(要旨)」を紹介。「『一人一人の子どもを徹底的に大切にする』という理念の下、京都からモデルを発信」などとのべています。
 井坂議員は、「なぜ号外版なのか。教育長あいさつを載せることが目的ではないのか」と追及。市教委側は、「経過を調査する」などと答えました。