「市政刷新の会」の中村和雄京都市長候補と京都市の教育行政や子育て施策について語り合うトーク集会が23日、京都市左京区の京都会館会議場で行われ、200人が参加。中村候補は、「すべての子どもたちが公平に大切にされる教育に変えていきたい」と訴えました。
 中村候補は、99億円かけた西京中高の設計書を調査した際、ホテル並みの豪華仕様だったことを紹介し、「今各学校が求めているのは、もっと先生を増やしてほしい、閉まらない防火シャッターや雨漏りをなんとかしてほしい、新しい机・いすがほしいというもの。子どもたちに接する先生、保護者の声を聞き、すべての子どもたちが公平に大切にされる教育をめざしたい」と話しました。
 らく相談室を主宰する池添素さんは、京都市の子育て・教育行政の特徴を「狭き門、配分の不平等、差別」と特徴付けて批判。
 全国で唯一学力テスト不参加を決めた愛知県犬山市の教育委員を務める中嶋哲彦名古屋大学教授は、文科省が教育委員会に是正・指示要求できるようにする法律の制定について、教育長(当時)の門川大作氏が賛成したことに触れ、「地方自治を制限するものであり、(教育長なら)反対の立場にたつべきもの。結局、文科省の顔色をうかがう人だということ」と指摘しました。