「2007年福知山平和の集い」が16日、福知山市の中丹勤労者福祉会館で開かれ、約60人が参加しました。
 福知山原水協や福知山平和委員会、福天教職員組合など12団体が主催し、太平洋戦争開戦の8日前後に毎年行っているもの。
 被爆者で日本原水協代表理事の沢田昭二・名古屋大学名誉教授が、「原爆症認定問題と放射能被害の真実」と題して講演しました。原爆症認定訴訟が6つの地裁で勝利しているのに控訴し、認めようとしない政府の姿勢を批判。残留放射能による被害調査の成果も示しながら、原爆の非人道性を証明することが、核兵器のない世界をつくる上でも、原子力に依存する日本のエネルギー問題を考える上でも大きな意味があると強調し、「軍産共同体が栄える社会か戦争のない平和な世界か2つのパワーが今激突している。集団訴訟は核兵器のない平和な世界を作る意味あるたたかいだ」と話しました。