9月に心筋梗塞(こうそく)で亡くなったエッセイストで開業医の福島昌山人(本名=昌彦)さんを偲ぶ会が1日、京都市内のホテルで開かれ友人ら約50人が参加しました。
 昌山人氏の大好きだったジャズの名曲が流れるなか、大学時代の友人、同僚の医師らが次々と、ありし日のエピソードを披露しました。作家の川浪春香さんは、昌山人氏の紹介で「週刊しんぶん京都民報」の連載小説『茶碗の中』を執筆することになったことを感謝し、氏が独特の書体で描いた同小説の題字原稿を披露しました。
 遺族を代表して長女があいさつ。医院を長男が引き継いだことを報告するとともに、「父の肉体はなくなったけれど、存在はなくなることはない」と語りました。実弟らが昌山人氏作曲の曲を演奏しました。