75歳以上保険料は8万2500円。来年4月実施予定の後期高齢者医療制度(75歳以上対象)で、京都府の1人当たりの平均保険料が年額8万2500円(月額6875円)と、当初国が示した7万4400円(同6200円)を大幅に上回ることが9日開かれた、京都府後期高齢者医療協議会で明らかになりました。
 保険料率は、1人当たりにかかる均等割額が4万5250円、所得割率は8・32%。府内の対象者(障害認定者含む)は、27万4900人(08年度)を見込んでいます。保険料率などの関連条例は12月1日に開かれる広域連合議会に提案されます。
 この日の協議会を傍聴した、広域連合議員の日本共産党の妹尾直樹京都市議は、「保険料は当初国が示した額を大きく上回り、負担増が続く年金生活の高齢者にさらなる負担を押しつけるものになる。協議会委員からは、保険料負担だけでなく、医療費削減を目的とした制度そのものへ疑義も出された。改めて中止・撤回を求めていきたい」と話しています。