「国保料引き下げ署名実行委員会」の中京実行委員は6日、同区ラボール京都で「中京国保を考えるつどい」を開き、目標達成にむけて意思統一しました。
 つどいには43人が参加。京都社保協前事務局長の田阪啓氏が、国保をめぐる現状と署名運動の意義を話し、「国保は『保険』という名称がついているが、この署名運動を通じて、国保の本質は国が責任をもつべき『社会保障』なんだということを常識にすることが大事。国保で1人も犠牲を出さないように。日本改革に通じる国保署名運動を必ず成功させよう」と訴えました。
 参加した医療関係者から、「資格証を持って、子どもの腹痛に思い余って病院に相談に来られた人がいる。保険証を発行するよう役所と交渉している」、「『兄貴は保険証を持っていない。血尿が出ているが検診してもらえないか』と相談された」など深刻な実態が報告されました。また、68世帯の全戸を訪問して署名を訴えている町内会長が、「国保だけでなく京都市への不満や要望も出される」と取り組みの経験を話しました。
 (「25万国保署名ニュース」NO.18より)