日本共産党福知山市議団(仲林清貴団長、6人)は26日、高日音彦福知山市長に対し、「農匠の郷やくの」の指定管理について、ただちに中止することを申し入れました。
 同市議団は、道の駅「農匠の郷やくの」(同市夜久野町)は、旧町時代から地域活性化をすすめる役割を担っており、経営体制の抜本的な改革が必要であるとして、▽「やくのふる里公社」への指定管理をただちに中止する▽再建計画が決まるまで、当面市の直営とし、利用者や労働者の不安を取り除く▽地元関係者や経営の専門家を入れた「再建委員会」や市役所内部に対応を行う専門部署を設置する、など6項目を申し入れました。
 「農匠の郷やくの」は、累積赤字が出資額を超える債務超過の事態になっており、道の駅を運営する第3セクター「やくのふる里公社」の夜久小百合社長ら取締役3人が「再建の自信を失った」として辞任の意向を表明。すでに年内での辞任を表明している専務取締役を含め、取締役5人中、4人の辞意が明らかとなっています。