20日から開催されている府立植物園の菊花展(京都菊花連合会と府立植物園との共催)。今年は猛暑が続き気候不順で開花が心配されましたが、菊愛好家のみなさんが丹誠込めた努力で、黄、赤、白、紫など見事に大輪の花を咲かせた約500鉢の菊が展示されています。
 岩や古木に這わせるように松風の枝振り菊花の盆栽つくり、一本の茎から何十と枝分かれさせた千輪つくり、低位で大輪を咲かせる福助づくりや、一本の茎から3本に枝分かれさせた大輪の菊花の鉢植えを花壇状に並べた大菊花壇、国華秋舞台、聖光の朝、泉郷一途、大芳千歳などと名付けられたいろいろな菊を組み合わせた大菊花壇など多様で、平日でも鑑賞する人が絶えません。(仲野良典)