「障害者自立支援法に負けることなく、安心して暮らしていきたい」。「ハートフェスタ2007」が21日、亀岡市の亀岡運動公園広場で行われ、3000人の参加者でにぎわいました。社会福祉法人・亀岡福祉会などでつくる実行委員会の主催で、毎年取り組まれ、30年近くの歴史があります。
 実行委員長の西村直氏(亀岡福祉会理事長)は、政治や社会について「『自立』や『社会参加』という政策理念は、障害による生活のしづらさを個人の責任にした『障害自己責任』論では実現しない」と批判。福祉職場で働くスタッフが現場から去っていく深刻な事態を告発しました。
 舞台では、障害がある人たちが、合唱や踊り、トーンチャームという楽器の演奏などを披露。立ち並ぶ模擬店では、笑顔で会話が広がるなど、食べて、歌って、多くの市民とふれあう1日を過ごしました。
 同日告示された亀岡市長選に立候補した「民主市政の会」の松野よしひで候補が激励に駆けつけ、参加者と交流しました。