「中村市長で京都市政刷新しよう」。4カ月後に迫った京都市長選勝利に向けて、「10・10市民のつどい」が10日、京都市左京区のみやこめっせで行われ、会場いっぱいの4500人が参加。立候補表明している中村和雄弁護士が市長選マニフェスト「私のマニフェスト(第1次案)―京都市政刷新と改革のために」を発表し、市政転換へ熱く訴えました。
  「来年2月に京都市長に就任する中村です」と切り出した中村さんは、弁護士活動の原点である水俣病京都訴訟をはじめ数々の裁判闘争を振り返り、「これまでは大企業や行政の横暴をただすためにたたかってきました。これからは市民の暮らしや権利を守る仕事に自分の経験を役立てたい」と決意を語りました。犯罪・不祥事一掃と同和行政終結のための独立調査委員会設置などを盛り込んだマニフェストを提案し、「不公正な同和行政を続け、市民の大切な税金を無駄遣いしている市政を刷新し、市民のための京都市政をつくりたい」と訴えました。
 佐伯幸雄・同志社教会牧師、尾藤廣喜弁護士、こくた恵二・日本共産党国会対策委員長の3氏が、「庶民の声なき声を聞き、実行力のある市長に」(佐伯氏)、「常に弱い者の立場に立つことができる人」(尾藤氏)、「市民の立場で市政を監視し、動かしてきた人。京都から新しい政治の流れをつくろう」(こくた氏)などとエールを送りました。
 最後に、「民主市政の会」代表委員の森川明弁護士が、「私たち1人ひとりが中村さんの人柄、政策を訴え、来年2月に中村市長を実現しよう」と呼びかけました。
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 第1部では、「古都から広がる平和への祈り」をテーマに、韓国伝統芸術院の金一志(キム・イルチ)さんが伝統舞踊「僧舞」、竹琳軒大師範の三好芫山さんが尺八をそれぞれ披露。共演して韓国ドラマ「チャングムの誓い」テーマ曲を幻想的な舞と調べを披露し、参加者を魅了しました。