イタリア現代陶芸の巨匠「カルロ・ザウリ」展が、京都市左京区岡崎の京都国立近代美術館で開かれています。
 カルロ・ザウリ(1926~2002年)没後初めての大回顧展です。ザウリは、イタリアの現代陶芸界の旗手として活躍、土の可能性を追求したダイナミックな陶による造形作品を生み出しました。
 1950年代の初期の作品から、60年から70年代の“ザウリの白”と呼ばれる色が特徴の代表的陶彫作品や、80年代の釉薬を使用せず黒粘土による挑戦的な作品とともに、陶以外のリトグラフ、ブロンズなどの作品計166点が展示。多彩な才能ぶりが示されています。
 11月11日(日)まで。開館時間は午前9時半から午後5時まで。問い合わせはTEL075・761・4111。