伏見区では6日、大手筋近くのパリセビルで「中村さんを囲む要求懇談会」が開催され50人近い団体や個人が集まりました。
 中村和雄さんは、現市政の不正な歪んだ同和市政や大企業本位の施策、住民に負担を強いる冷たい市政などについて簡潔に話され、市政刷新の道筋を明らかにしました。
 1時間半の懇談会では、学校の先生から「校舎の老朽化でトイレも閉鎖、雨漏りもひどい学校がある一方、豪華ホテル並の学校や教員の数も差別されてる」の発言があったほか、福祉施設で働く人々の劣悪な労働条件の問題、近鉄の向島駅から京都駅までの駅でただ一つエレベーターが未設置の伏見駅の整備の要望、醍醐北地域の大規模宅地開発、醍醐東部のゴミ埋め立てなど、たくさんのいのちと暮らしが脅かされている現状がつぎつぎに出されました。
 中村さんは課題や問題を一つ一つ整理して今後の課題と調査点検、市民の目線にあわせた方向性などを述べ、「わたしたち住民が直接に知恵を出しあい、協力していつまでも安心して住みやすい、暮らしやすい京都の街をつくっていきましょう」と呼びかけました。(仲野良典)