立命館大学(京都市北区、滋賀県草津市)は、5日、4年に一度の公開全学協議会(全学協)を開催します。全学協とは学友会(学生代表)、院生連合協議会(院生代表)、理事会、教職員組合、生協が大学に関わる重要な課題について方針を確認する場で、4年に一度だけ開催されます。2003年の全学協では、学生が要求していた食堂の増設や奨学金の拡充が決まりました。
同大の学友会はより多くの学生に全学協に来てもらい、大学との議論を見てもらおうと、毎日2回の宣伝を行っています。
 9月27日、28日の昼休みには学内の広場などで学友会や教職員組合の役員らがマイクを握り、「大学がどのように変わるか直接見るチャンス」「学費値上げをストップさせよう」と訴えました。また夕方には学友会のメンバーが対話宣伝を行い、全学協のビラを受け取った学生に参加を呼びかけています。
 ビラを受け取った文学部の1回生は、「学費の値上げはやめてほしい。全学協で理事長らが学生の要求にどう答えるのか聞いてみたい」と期待を話しました。(山手四郎)