稲荷山界隈の竹藪や森も秋口になってすっかり涼しくなって、散策に訪れる人もちらほら見受けられるようになりました。
 伏見稲荷大社の稲荷山頂上から南方方面の伏見深草の山林は広大な竹藪と僅かな畑があります。この地域には大岩滝、末廣滝、白菊滝、七面滝、鳴滝、青木ヶ滝、弘法ヶ滝、命婦の滝などたくさんの滝が散在しています。霊験漂ううっそうとした山間に高く積み上げられた石組みの崖から一筋の滝が流れ落ちている青木ヶ滝。周辺は鬱蒼としており薄暗く深淵な感じがします。(仲野良典)