あらゆる争いを暴力に頼らず対話で解決するための政府機関、「平和省」の創設を呼びかける「平和省地球会議」京都交流会(「平和省地球会議」と交流する京都の会が主催)が27日、京都市北区の立命館大学国際平和ミュージアムで開催されました。21カ国26人と京都の学生、市民ら60人が交流し「『平和省』を世界中に」の思いを一つにしました。「平和省」を求める運動は、米国と英国から始まったもので、ネパールでは4月に、「平和・復興省」が創設され、またコスタリカでも近く「法務平和省」ができるなど、同省設置の動きは各国に広がっています。
 日本での同省創設の運動の中心となっている、きくちゆみさんが「平和省は、武力を使わず、紛争を解決する省庁。NGOが平和のためやっていることを、国レベルでやれば、平和への可能性は大きく広がります。憲法9条を持つ日本は、平和省実現へ一歩ふみだしましょう」と呼びかけました。コスタリカの代表は「平和維持のための国民の役割は大きく、『法務平和省』は平和教育を重視している。憲法9条をもつ日本国民は平和の呼びかけを世界中にして欲しい」と訴えました。