戦争の遺品や戦時中の様子を伝える写真などを集めた「第8回平和のための西宇治戦争展」(同実行委員会主催)が8・9の両日、宇治市の西小倉コミュニティーセンターで開かれ、のべ200人が訪れました。
 9日には人形劇団京芸の枝松こずえさんが「平和ひとり人形劇」を披露。広島原爆で亡くなった少女を詠った詩「死んだ女の子」と江戸時代の女性が京都弁で憲法を語る「京言葉で平和を語る」の2作品を公演し、原爆の悲惨さや憲法の値打ちを訴えました。「死んだ…」はトルコの詩人が作った原爆詩をもとにしたもので、同劇団の平和を訴える作品のひとつ。「京言葉…」は、大原穣子著の「おくの言葉で憲法」を下敷きにした、枝松さんのオリジナル作品です。
 枝松さんは、この間、各地の母親大会などでも公演し、「憲法9条が変えられようとしている今、自分なりの方法で平和の大切さを訴えたい。気軽に呼んでもらえれば」と話しています。