近畿の青年による原爆症認定集団訴訟を支援するつながりを作ろうと1日、「原爆訴訟支援・近畿ユースネット」を立ち上げました。結成集会が、大阪市立中央青年センター(大阪市中央区)で開かれ、約40人が参加しました。京都からは立命館大学、京都学園大学などの学生が参加しました。
 京都府学生自治会連合(京都府学連)の役員が報告を行い、「原水爆禁止世界大会・京都学生ツアーには43人の学生が参加した。原爆症訴訟の原告には京都の方もいる。大阪のみなさんとも連帯して支援していきたい」と述べました。
 続いて自身が被爆者であり、被爆者医療に携わっている大阪民医連此花診療所の小林栄一医師が講演し、「私と同じ建物にいて急性原爆症で亡くなった人もいる。国は被爆者一人一人の身体の状態に応じて原爆症と認定すべきだ。まずは控訴を取り下げるべきだ」と語りました。
 集会では「原爆訴訟支援・近畿ユースネット」の立ち上げと今後の活動方針を拍手で承認しました。(山手四郎)