こどもたちと一緒に平和や戦争について考えよう――。「新ふじん右京(人見由美子支部長)」は22日、京都市右京区のふれあい文化会館で、「こどもたちのピースフェスタ」を開き、幼児や小中学生を含む110人が参加しました。今年で3回目。
 フォトジャーナリストでイラクの子どもを救う会の西谷文和代表が、「イラクのこどもたちからのメッセージ」と題して講演しました。イラクの戦時下での人々の暮らし、米軍に襲撃されたり、不発弾で被害を受けたこどもたちの映像を写しながら、「戦争は昔の話ではなく、今も続いている」と強調。劣化ウラン弾による小児がんの増加も指摘し、「早く止めさせなくていけない。戦争はしてはいけないという気持ちを大事にしてほしい」と話しました。
 初めて参加した西部悠大君(小学1年)は、同年代の傷ついた子どもたちを見て、「怖かった。戦争はいや」と話しました。母親の由美さん(34)は、映像にショックを受けたと話し、「戦争の事実を伝えていただき、子どもと一緒に平和について深く学ぶ機会となりました。改憲の話も出ていますが良いものは良いんだから9条はそのままにしてほしい」と感想を語りました。
 子どもたちは、ほかに人形劇や紙芝居、ヒップホップダンスを楽しみました。
 また、太極拳やヨガなどのサークル体験会も盛況でした。