62回目の終戦記念日となった15日、京都母親連絡会は四条烏丸、京都駅前など京都市内3カ所で、戦中の召集令状、「赤紙」を写したビラを配布し、「憲法改悪許さず、『戦争する国』にしないよう力をあわせましょう。署名に協力を」と呼びかけました。
 四条烏丸交差点の宣伝で、ハンドマイクを握った中尾牧会長は、「第2次世界大戦で、アジアで2000万人が死にました。終戦記念の今日、家族で戦争体験を語り合い、平和の大切さを実感しましょう。この『赤紙』1枚で、若者が戦争に駆り出されないため、命を生み出す母親は声をあげましょう」と訴えました。      
 宣伝に参加した石渡牧子さん(31)=中京区=は、「今年の長崎原水禁大会に参加し、62年目に初めて被爆体験を語る人が生れていることを知った。戦争への危険を感じているからだと思う。平和を守るため行動しなければ」と語りました。