13日からの3日間、東西本願寺の大谷本廟ではお墓参りで何万人もの人が訪れます。広大な墓地には1万基のお墓が林立しています。
 元々は浄土真宗の宗祖親鸞が東山の鳥辺山で火葬され少し北の大谷に遺骨が納められ、その後「知恩院」山門北側の「崇泰院」付近に改葬し堂が建てられたと伝えます。一般庶民の本願寺門信徒もここに墓を建て今日に至ります。
 真夏の日射が厳しいことから夕暮から夜にかけての涼しい時間に参拝できるようにと1961年より始まったのが「万灯会」。14日から16日まで夜9時まで開門されます。大小あわせて1万個の提灯が献灯されると幻想的な雰囲気をかもし出します。(仲野良典)