7月14日より豊かな学校給食をめざす京都連絡会主催の学習会、「食の安全について考えましょう」が開催され、学校給食現場や保護者、消費者運動の立場から20人が参加し、学習と交流を深めました。
 学習会ではポストハーベストについてのビデオを見た後、京都生協と新婦人、学校給食の現場から食の安全についてのとりくみを報告。
生協からは、食の安全についての法制度は、消費者の運動の中で前進させてきたこと、新婦人からは産直の運動、京都市の学校給食の現場からは加工品や輸入食品を使わないことにこだわって安全を守る努力をしていることが紹介されました。
 交流では「子どもたちの日々の食生活を見ると今ほど学校給食が大切な時はない。生活条件の改善や学習を進めることなしに自己責任では問題は解決しない」、「食糧自給率を高める運動がある一方、アメリカの圧力で関税の引き下げの動きがあり、導入されれば今でも40%の自給率が12%になるという農林水産省の試算もある」など、様々な角度から食の安全についての意見が出されました。9月に予定されている府教委との懇談会でも食の安全に焦点を当てた申し入れを行っていくことを確認し合いました。(桑原由美子)