京都原水爆被爆者懇談会は2日、「久間防衛相の原爆投下容認発言に強く抗議し、辞任・罷免を求める」との抗議文を安倍晋三内閣総理大臣と久間章生防衛大臣に送りました。
 抗議文では、被爆地・長崎出身の閣僚の発言としては「信じられない暴言」だと指摘。暴言の背景に、日本の安全をアメリカの核戦略に依存する危険な「核の傘」政策があるとのべ、陳謝で終わるものではないことを示して、「私たち被爆者は久間防衛相の暴言に厳しく抗議し、大臣としての資格に欠けるものとして強く辞任・罷免を求めるとともに、日本政府にたいして『核の傘』への依存をやめ、核兵器廃絶と非核日本の立場を改めて宣言するよう要求する」としています。