京都市西京区の桂坂地域に5階建てマンション建設計画が浮上し、住民から建設反対の声がでています。日本共産党の妹尾直樹市議と、森田洋府政対策部長、同党桂坂支部は22日、市に開発不許可を求める申し入れを行いました。
 問題の場所は、御陵大枝山町にある桂坂の中央部のロータリーの1角。この周辺だけは、高さ15メートル5階建てまでの規制になっています。しかし、建設予定地向かいのスーパーは1階建てで、景観に配慮したものとなっています。
 申し入れでは、「近隣商業地域となっているは、住民の生活のための商業地とするためで、マンションの建設のためではない」とし、マンション建設を前提とした、開発を認めないことや高さを15メートルの規制をさらに強化することなどを求めています。申し入れには、都市計画局開発指導課が対応し、関係課にも伝えるとの答えにとどまりました。
 桂坂一帯は、緑豊かな山や並木に囲まれた、閑静な住宅街。住民らは、ミニ開発禁止をはじめ瓦の色に至るまで建築協定でルール化し、景観と住環境の維持に努力をしてきた地域です。5階建てのマンション計画に、住民からは景観や眺望がだいなしになるとの声が広がっています。