一日中雨の24日、伏見地区労と伏見ふれあいユニオン主催の福井県三方五湖畔での梅狩りに40人(内小学生6人)が参加しました。
 天保年間に発祥し、明治になって「福井梅」として本格的に発展した伝統の梅産業ですが、現在の福井の梅農家は、JAへの出荷量が制限され、おまけに低価格に買いたたかれ、なによりも高齢化が進んで収穫すらままならない状況とのこと。そこで単なるレクリエーションでなく地区労・ふれあいユニオンとして、産地に直接赴いて梅収穫作業のボランティアと買い取りを企画し募集しました。
 山裾の梅林に到着し梅狩り。現地はやはり強い雨。梅農家の方が準備整えて「今日はあいにくの雨の中、こんなに大勢の方にきていただいてありがたい」と歓迎されて、一斉に梅林に入って初体験の梅狩り体験。子どもも大人も雨を忘れて楽しくもぎ取り作業をしました。1人3キロを買い取ってあとはすべて収穫ボランティアとして農家に。袋1杯で約5~6キロをまず収穫しますが、もぎ取る感触が楽しく1人で2袋3袋とドンドンといっぱい収穫する人もいました。全員雨でびしょびしょになっての顔は子どもも大人もみんな満足顔。帰路のバスでは3人の「伏見ふれあいユニオン」への新規加盟がありました。(仲野良典)