琵琶湖烏丸半島の滋賀県立琵琶湖博物館に隣接する「草津市立水生植物公園みずの森」では今、スイレンが可憐な花を咲かせ訪れた人たちを楽しませています。同園には改良されたフランスやアメリカなどから収集された約130品種のスイレンが植生されています。日本の野生スイレン(ヒツジグサ)は園入り口付近に大切に育てられています。スイレンは6月初め頃から鮮やかな赤・紫・青・白・オレンジ・ピンクの花が順次開花しはじめて7月中旬までが見ごろ。ただし花弁は早朝から昼まで開花しますが午後閉じてしまいます。 温室ではアフリカ産が主で清純な青花・白花の「ニンファエア・カエルレア」などのスイレンが栽培されています。
 古代エジプトの人々は熱帯スイレンを「ロートス」とよび[英語のロータス(lotus=ハス)の語源]、ナイル川に咲くスイレンを永遠の生命の神ネフェルテムの象徴として愛用。花束・首飾りのほか神事や葬祭にも欠かせず、また壁画、文様ともなり、パンや薬にも利用されたとか。
 東側の琵琶湖畔は日本最大のスケールといわれる蓮の緑の葉が一面に自然群生しています。7月中旬から8月中旬頃になると淡紅色の花で埋まり見応え抜群。(仲野良典)