〔1〕自民党「もち代」追及
森派収支報告書に記載させる
井上さとし参院議員は昨年2月1日の参院予算委員会で、旧橋本派と森派の「もち代」をめぐる疑惑を独自調査をもとに暴露。特に、森派のもち代隠し問題では、もち代を同派の収支報告書に記載させるまでに追い込みました。
委員会室にどよめき広がる
もち代(氷代)とは、自民党の各派閥が所属議員に配る活動資金のこと。井上議員は、平成研究会(旧橋本派の政治団体名)から寄付(もち代)を受けながら、収支報告書に未記載の議員が現職閣僚(当時)を含め12人に上ると指摘。さらに、小泉首相出身派閥の森派の“もち代隠し”に迫りました。
「なぜ、支出以上の収入があるのか」。森派所属の杉浦正健官房副長官(当時、現法相)の収支報告書の矛盾を明らかにしたパネルに、委員会室は「おー」とどよめきが広がりました。
杉浦氏は当初、派閥からのもち代を収支報告書に記載していましたが、後に「自民党本部から受けたもの」と修正。その結果、党本部から同氏への支出が1600万円なのに、杉浦氏が受け取ったのは2000万円――400万円の差額が生まれてしまいました。
出席委員から「お金がわいてきたのか」と野次が飛ぶ中、「実際は森派からもらっていたのか、自民党からヤミの資金が流れているか2つに1つだ」と詰め寄る井上議員に、杉浦氏は「調査中だ」を繰り返し、答弁不能に。追及された小泉首相は、杉浦氏の「答弁」に動揺、“森派は所属議員に資金を支給していない”と「もち代」を否定するのに躍起となりました。
反響呼び一般紙大きく報道
井上質問は反響を呼び、翌日の一般紙各紙は、「『政治とカネ』再び/野党、『氷代』『もち代』追及」(毎日)、「閣僚らの政治資金追及/共産・井上氏」(読売)などと大きく報道。毎日新聞は、井上議員の独自調査を社説(同2月9日付)で取り上げました。
「森派、もち代記載へ/05年の収支報告書から」。6月14日、共同通信の配信記事に注目が集まりました。記事は、「同派はこれまで派閥の資金を議員に配ったことはないとして、収支報告書に記載してこなかったが、幹部は支給の事実を証言している。…森派の主張に沿えば、今年から初めてカネを配ったことになるが、過去の不記載が際立つ格好となる」と指摘。質問から4カ月後、井上議員の追及の正しさが証明されました。

「上級問題・其の一」をupしました!








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