伏見稲荷大社の南にある、ぬりこべ地蔵で4日、虫歯予防デーにちなんで歯の供養祭が行われました。
 悪鬼を土塀に塗り込めて祓う習わしで、歯痛も塗り込めてしまい平癒を願ったとか。伏見稲荷大社の御鏡餅をつくって納めている村上理郎(みちお)保勝会々長は「普段も各地からの参拝者がたえません」とのことで、各地から寄せられた治癒の礼状もたくさん供えられています。また、会の古老に聞くと歯痛が治癒すればお礼に塗り箸を奉納して、次の参拝客がその箸を持ち帰り歯痛が治れば川に流すとのお話も聞けました。(仲野良典)