第52回京都母親大会(中尾牧会長)が3日、京都市内で開かれ、府内各地から900人が参加しました。
 開会あいさつで中尾会長は、悪法を強行し、憲法まで変えようと狙う国会の動きにたいし、「21世紀の世界は憲法9条の精神が本流。国会を変える力は主権者である私たちがもっている。私たちこそ社会を変える力という確信を持とう」と呼びかけました。
 経済同友会終身幹事で財団法人国際開発センターの品川正治会長が、「アジアと世界に憲法9条をひろげよう」をテーマに講演。品川氏は、兵士として中国で敗戦を迎え、戦後、新聞に掲載された憲法草案の戦争放棄の条項に「生きる座標軸を得た」と語り、「日本はこれまで政権党は一度も戦争放棄の国づくりをしてこなかった。国民が9条改憲にはっきりノーを示すことが大事。国民の出番だ」と訴えました。
 各地域、団体が運動を交流。大会終了後、会場から京都市役所まで約130人が母親行進に参加しました。