日本共産党京都府委員会と同府議団、成宮まり子参院京都選挙区候補は31日、府教委に侵略戦争を美化・肯定するアニメ(DVD)「誇り」を教育現場に持ち込ませないよう申し入れました。
 同(DVD)「誇り」は、文科省の委託事業として、改憲をかかげる日本青年会議所が作ったもの。若くして戦死した靖国の英霊が、日本の戦争は「自衛のため」「アジアの人々を白人から解放する」ための戦争だったと語ります。このDVDを使い、中学生を対象に文科省の許可を得た教育プログラムとして、2月以降全国の93カ所で実施、予定されています。
 申し入れでは、▽DVDを使った教育事業が京都府内で行われることがないよう措置すること▽政府にたいし、この事業の認可を取り消すことを求めるよう―要望しました。
 応対した、宮野文穂指導部長が、「各学校が判断することなので、使うなとはいえない」とのべたのにたいし、参加者は、「過去の戦争への反省とおわびを述べた95年の『村山談話』にもとづき、教育行政の見解を示してほしい」「教育のあり方にかかわる根本問題だと認識して対応してほしい」と話しました。