5月20日、西・右京地区労事務所で18人が参加し、「にし・うきょうユニオン」が結成されました。ユニオン結成に向けては、西・右京地区労が2年間にわたり、討論・学習を積み上げ、地域の働く仲間を結集するためには、地域ユニオンをつくることが大切と結成になりました。
 西・右京地区労は、毎月労働相談を開催、青年も毎週のように青年の雇用確保などをターミナルで訴えています。その運動を反映し、交流会では地域の労働者の実態が語られました。西院駅近くのチェーン店で働く青年は「自分は、資格も何もないので安い給料で仕方ないと思っている。しかし、今は実家にいるので何とかなるが、将来は心配」と。また、阪急桂駅前で配った「労働相談」のビラがゴミ箱にあったのを見つけた女性が、「近く店が閉店になるが、将来どうなるのか」と京都総評の労働相談センターに相談にくるなど、多くの人たちが私たちの働きを待っていることが明らかになりました。
 同時に、結成総会に参加をした青年労働者も「時間外手当は一度も払われたことがない」「下請けで親会社の賃金の半分で働いている」「休みが取れない」など、職場の厳しい状況が語られ、にし・うきょうユニオンが大きな力をつけ、全国の地域ユニオンの先進的な運動に学び、頼もしい存在になるように頑張っていこうと決意を固めあいました。
 ユニオンへの加入者は、結成総会後も拡大し、現在26人となっています。(中村好夫)