「法外な慰労金は返すべき」「学費を下げて」─今年1月に立命館大学理事長を退任した川本八郎氏(73)=現・相談役=には1億2000万円もの退任慰労金(法人側は役員報酬の一部としている)、昨年末、総長を退任した長田豊臣氏(69)=現・理事長=には4000万円が支払われた(「京都民報」web4月27日既報)ことに対し、父母から批判の声が上がっています。
 立命館大学教職員組合が19日、びわこくさつキャンパス(滋賀県草津市)で催されたオープンカレッジに参加した父母にアンケートはがきとビラを配布したところ、21・22の両日だけで、組合事務所に43通の返信が届きました。
 「高額の授業料負担に四苦八苦している保護者として、個人にこのような高額の退職金を支払う余裕があるのなら、授業料の低減や奨学金の原資に充当して欲しい」「(入学を望む息子の)気持ちを受け止め高い学費を納め、喜んで応援して行こうと決めた矢先の報道に大変失望しました」「湯水のごとく金を使わず、その分学費を下げてください」などとつづられています。(写真はチラシとはがきを配布する組合員ら)