日本共産党京都文化後援会は13日、京都市中京区のハートピア京都に富山国際大学客員教授の滝沢荘一氏を講師に招いて「参議院選挙勝利をめざす文化講演会」を開きました。
 滝沢氏は、劇団民藝代表の故・滝沢修氏の長男で、元毎日新聞外信部副部長。約130人を前に治安維持法違反容疑で逮捕された父・修氏と母親の往復書簡をはじめ、沖縄戦、広島原爆の被害者などの証言記などを朗読劇風にとりいれながら太平洋戦争の開戦から終戦までの国民の苦難を解説しました。
 改憲手続き法案の強行を狙う安倍内閣について「国民の信任も国会での議論もなく、国会100年の計を勝手に決めようとしている。衣の下の鎧(よろい)を見せ初めている」と批判。
 憲法9条について「21世紀の世界のあり方を示すもの」と評価するとともに、憲法が争点となる7月の参院選挙について「国民の将来を左右する重大な1票。憲法を擁護する日本共産党がどれだけ伸びるかが今後の政治に重大な影響を与える」と訴えました。
 講演と先立つ同後援会の総会には、日本共産党の井上哲士参院議員と成宮まり子参院京都選挙区候補がかけつけました。成宮候補は、「憲法改悪のためにどんな都合のいい制度を作っても国民がノーと言えば改憲はできない。『戦争する国はあかん』、『平和で子どもたちの未来も文化も守れる』の声を国会に届けるために負けるわけにはいかない」と訴えました。