京都と大阪の大学生らでつくる平和サークル「うぉーかーず」は4月28日、宇治市でフィールドワーク『京都の近現代史を歩く~戦争遺跡と山本宣治ゆかりの宇治~』を開催し、14人の青年が参加しました。
 戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会の磯崎三郎さんの案内で、政府が火薬製造所建設のために土地を没収した許波多(こわた)神社の鳥居の沓石(ふみいし)=写真=や「陸軍用地」の石柱、火薬庫のトンネルなどを見学しました。民家に残された石柱を見た参加者からは「こんなところにも戦跡が残っているのか」と驚きの声があがりました。
 また、宇治山宣会事務局長の小松正明さんの案内で、山本宣治の墓や山宣資料館を訪れました。宣治の演説が中止にされたことを聞いたある参加者は「表現の自由は平和にとって欠かせないと感じた」との感想を寄せています。(山手四郎)