京都府中小企業技術センターが19日に発表した07年1―3月期の府内主要業界の景気動向調査によると、電子部品等の業種で空前の好決算を見込む企業が多い一方で、丹後織物や和装品の経営環境が低迷するなど、業種・企業間の格差が広がっています。
 3月末に24団体・20企業から聞き取り調査したもの。携帯電話やパソコン、デジタル家電など主な電子機器の生産が活況で、電子部品関係の企業で好決算を迎える企業が景気をリード。一方で、繊維染色では丹後織物の1―2月生産が前年比71.2%となり、和装品では、西陣帯地・室町問屋・小幅友禅のいずれの分野も厳しく経営環境は低迷しています。
 同センターでは、「景気は全体的に好調を維持しているが、業種・企業間に格差が開く」としています。