京都市議会議員選挙に向けての公開討論会(京都青年会議所主催)が3月27日、京都市中京区の京都商工会議所ホール行われ、共産、自民、民主、公明、国民新党の市議・候補が討論。税金の使い方などを議論しました。
 井坂博文(共産)、加藤盛司(自民)、鈴木正穂(民主)、大道義知(公明)の各議員、長谷川しんのすけ(国民新党)候補。新川達郎・同志社大学大学院教授がコーディネーターを務めました。
 サミット誘致、少子化、景観条例、ゴミ、情報公開の5テーマで各党の政策を主張したあと、フリートークで税金の使い方を議論しました。
 加藤議員が「市の借金を減らすために、職員を削減し、民間でできることは民間でやることが一番大事」と主張。民間業者は市直営の半分のコストで行っていることなどの例をあげました。
 これに対して、井坂議員は、コストに差があるのは、清掃局の職員がフルタイムで働いていないことに原因がある、と明らかにするとともに、仕事の内容や労務管理を改めることで「民間と対等に勝負できる」と提案。KBS京都の番組で堀場雅夫・堀場製作所最高顧問が「民間の力を借りなければ出来ない、出来ないという論法はおかしい。説得力がない」と発言したことも紹介しました。
 財政再建に向けて、民間委託ではなく、高速道路などのムダな大型事業の見直しや同和の特別あつかいを改めることが大事、などと主張しました。