京都市内中心部を歩きやすいまちにするために、市民の半数以上が公設駐輪場の設置など放置自転車対策を求めていることが、市民アンケートで明らかになりました。
 昨年10月に市が行った第3回市政総合アンケート。「歩いて楽しいまちなか戦略」をテーマに、市が「歴史的都心地区」に指定する、四条・河原町・御池・烏丸の各通に囲まれた都心部を訪れる頻度や手段、交通問題の解消法などを聞いたもの。市民3000人を対象に、1320人が回答しました(回収率44%)。
 歴史的都心地区を歩きやすいまちにする方法では、「放置自転車をなくすなどにより歩行者が実際に通行できるスペースを広げる」が55.6%がトップでした。放置自転車対策については、「公設の駐輪場の設置」が67%で、「利用者のマナー向上」(50.7%)を上回り、駐輪場の設置対象となる施設種別を増やすことには約7割の人が賛成しています。
 また、同地区の道路・歩道の歩きやすさでは、細街路が中心に「歩きにくい」が約8割に上り、その理由では、「道路・歩道が狭い」(53.1%)、「放置自転車が多い」(45.4%)が上位でした。