“畑川ダムは必要ない”と運動を進める「京丹波町のあり方を考える懇談会」が6日、同町役場で「畑川ダム建設の再検討を求める要望書」を1000人を超える署名を添えて提出しました。
 畑川ダムは、府が▽今後10年間に人口が6000増加する▽地元企業の増量要望が2250トンある▽下流地域の治水対策のため、として建設を進めているものです。
 要望書では、▽同町の人口はここ数年減少している▽企業の増量要求は200から400トンである▽治水対策としてダム建設は有用でない▽人口が増えなければ、水道料金の値上げで住民負担増につながる▽上流域に畜産団地を持つダムの水では水質を悪化させる心配がある、として「ダム建設は税金の無駄づかいであり、速やかな再検討」を求めています。
 同日に提出したのは1079人分ですが、同会では、引き続き署名運動を広げ、住民の3分の1に当たる4000人を目標に取り組む予定です。