格差と貧困の是正、働くルールの確立を目指す、全京都労働者総行動が22日、府内各地でいっせいに取り組まれ、約2000人が行動参加。労働法制めぐる京都労働局への個人請願や各地区労協による宣伝、自治体・事業所訪問、医療・介護施設を訪問しての「介護難民実態調査」などが行われました。
 総行動では、府内17の地域で、宣伝83カ所、11コースのデモなどが行われました。
 正午から京都市役所前で行われた集会には100人が参加。岩橋祐治・京都総評議長が「私たちの運動や世論が『格差と貧困』の是正へとマスコミも巻き込んで変化と前進をつくり出している。人間らしく生きることのできる働くルールや賃金の確立をめざす07春闘に」とあいさつ。JMIU京滋地本の向井忠夫書記長、京都医労連の森田しのぶ委員長、京都総評青年部、京都市職労の宮内尚志副委員長が決意表明し、「パートや派遣、請負の労働者を正規職員にと要求していく」(向井氏)、「最賃引き上げは格差是正に直結する。格差社会を倒しにいきたい」(青年部)などと訴えました。
 集会後、京都労働局まで御池通をデモ行進し、沿道の市民らにアピール。同労働局で、▽残業代ゼロ制度の撤回▽最低賃金を大幅に引き上げる「最賃法」の改正▽ILO第175号条約の批准と「パートタイム労働法」の改正▽雇用保険法の改悪に反対し、充実を求める―など4種類の個人請願書を提出しました。