「あ~いい湯だな~」ー京都市動物園(京都市左京区)で12日、サルに入浴サービスを提供する企画が取り組まれました。
 同動物園のある地元・岡崎中学校の中嶋まみ子さん(14)と中川亜悠実さん(14)=ともに2年生=が「岡崎をプロデュースしよう」と題する総合学習の授業で考えたもの。府公衆浴場業生活衛生同業組合左京支部や地元建設業者らの協力を得て実現にこぎつけました。
 タンクで運んできたお湯をサル山のプールに移すと約300人の人だかりが出来、サルたちは観客の多さにびっくり。戸惑い、様子をうかがっていましたが、しばらくすると慣れてきたのかサル山から飛び込んだり、潜ったりして“入浴”を満喫。目をつぶりじっくりと“湯船”につかる姿(写真)も見られました。
 この日の入館者数は約4100人。昨年の4倍にのぼりました。企画の成功を受けて、中嶋さんと中川さんは「サルに楽しんでもらえて良かった。これからも多くの人が動物園に来て欲しい」と話していました。