市民ウォッチャー・京都の「市民の立場で京都市職員不祥事問題を徹底究明する調査プロジェクト」は3日、第2回のホットラインを行い、現役市職員を含む16人から情報提供ありました。
 同プロジェクト主任の中村和雄弁護士によると、うち現役市職員からの情報は7件でした。職場や職員の名前を特定した上での情報提供が多く、▽複数の職員が公用車を使って休日にゴルフに行っている▽市民向けの駐車場を職員が独占使用している▽市発注工事の受注業者にたいする、監督職員の“たかり”の常態化▽仕事をしない職員の放置―などがありました。
 究明プロジェクトでは情報を精査の上、即時調査が必要な事例については市に申し入れるとしています。中村弁護士は、「いくら指導を強めても、不祥事を是正できない雰囲気があるのではないか。『大綱』は策定されたが、不祥事根絶とは到底いえない状況と思う」と話しました。