京田辺市大住地域の住民らでつくる「京田辺市北部9条の会」は28日、市北部住民センターとうちくで、平和のつどいを開催し約50人が参加しました。参加者によるひとこと発言で詩人の方は、「憲法について自分の学んだことを伝えようと、2ヶ月に一度、小冊子を発行し、自作の詩も載せて知り合いの詩をかく人に送っています。政治の世界にはかかわりたくないと思ってきたが、生活を大事にしようと思ったら政治にかかわらざるをえない」と話されました。
 佐伯快勝和尚は、「私は中学一年生のときに敗戦を迎えたが、子どもの頃、軍隊は人間性のかけらもない世界だと知って軍隊にだけは行きたくないと思っていた。戦争が終わりもう行かなくてよいということが一番うれしかったが、それを裏付けてくれたのが新しい憲法。憲法は戦争放棄だけでなく、9条2項で武器を持たないと決めた。これが素晴らしいことだ。
 その9条を今まで残しているのは国民の力。命の問題、自然破壊と結びつけ、戦争とか言っている場合か、と運動をもっと大きく広げ、もっと多くの人と一緒に考えていこう。弾力性のあるふわっとした運動の広がりを」と訴えられました。(青木綱次郎)