慶長11年(1606)に角倉了以が保津峡の開削工事を成し遂げてから、明治になって車道や鉄道が開通するまで、丹波と京都の物流の中心を担ってきた大堰川(保津川)の舟運。その歴史と、舟運にたずさわってきた人々の暮らしを現在に伝える企画展「川船ー大堰川の舟運と船大工」が2月3日から3月11日まで、亀岡市文化資料館で開かれます。
 写真、絵葉書、船大工道具の展示や、舟運の歴史や川船の製作工程などを紹介するビデオ上映のほか、甲南大学文学部の出口晶子教授による講演「保津川の水運ー筏と川船」(2月18日午後2時)も行われます。
 休館日=月・木曜午後。開館時間=9時から17時。260円、中小生150円。同資料館TEL0771・22・0599。