「ハリーナ九条の会」が20日、左京区のキッチン&カフェハリーナで開かれ、店いっぱいの30人が集まりました。
 講師は「畑カフェ おいしい」店主で、自分で作った米や大豆、野菜を店で料理している糸川勉さん。「自給農法と九条 日本の自給率が下がると軍事力を高めなければならない? 始めましょう!あなたの自給」と題して話しました。参加者の多くは若者で、「自給」という言葉と糸川さんへの関心の高さを感じました。
 糸川さんは、WTOの世界支配や超国家的で企業優先の政策を批判。日本の農村が荒廃していくことやイラク戦争を世界規模で考えていく必要があるとのべました。そして、「自分のエサ場を作ろう」と提案。味噌汁に浮かす三つ葉を育てたり、1週間にじゃがいもを3個食べる人なら年間15株のじゃがいも(約4メートルの畝)を作ればいいと呼びかけました。
 シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのミニライブも行われました。(渡辺加代子)