「京都子どもを守る会・子どもを守る連絡会」は21日、京都市左京区の京都教育文化センターで新春のつどいを開き40人が参加しました。
 「教育基本法『改正後』の世界を批判的に展望する」と題して世取山洋介・新潟大学助教授が講演しました。世取山氏は、教育立法においては、子どもの人間としての成長発達が公共性の中核であることを強調。「(改正教基法は)悪魔のような法律だが、公共性を失っており息絶え絶えといった状態。息の根を止めるのか、ほうっておいて大きくなるのを許すのか、今後の運動が重要になる」と語り、憲法や国連子どもの権利条約などと照らして不適合性を批判すること、個別政策の具体的な批判など運動の課題を示しました。
 講演に先立ち、参加者からは、就学前の子どもの塾通いの実態や公立高校の進学学科競争の問題、就学援助が必要な世帯の増加など子どもを取り巻く現状などが出されました。